山梨で放牧豚を育てている
「ぶぅふぅうぅ農園」さんが新聞に掲載されていた。
「おーい 出てこーい」と呼びかけると、子豚たちは豚舎から顔を見せる。先を争うように放牧場へと駆けだしてきた。
「かわいいでしょ。みんな好奇心旺盛で、人なつこい」
日本の一般的な養豚場では子豚たちは狭い豚舎の中で太陽の光を浴びることなく土も踏む経験もせず短い一生をコンクリートの上だけで過ごす。
土を掘ったり、泥んこになるのが豚の習性であるにもかかわらず……
狭いスペースにぎゅうぎゅう詰めで飼うから、豚に大変なストレスがかかる。だからほかの豚の尾をかじるようなことも起きる。それを防ぐために「断尾」をする。「本当にそんなんでいいの?」と疑問しかわかない。
と、農園代表の中嶋さん。
「断尾」は生後すぐに麻酔もなしで行なわれるものだ。
妊娠ストールに対しては
「実際に目の当たりにすると、本当にかわいそうだよ。ふりむくこともできないスペースに4ヶ月くらい入れたまんまにするなんて、おかしいでしょ。ずっと同じ方向を見つめたまま、そこで立ったり寝転がったりすることしかできない。人間は効率のためにどんな残酷なこともするんだよね」
(2023.11.25 朝日新聞フロントランナーより)
山梨県は動物に配慮した畜産を行なっている農場を評価し、認証する
「やまなしアニマルウェルフェア認証制度」を創設している。
山梨すごい!
畜産動物への過酷な現状をうったえると、3つのパターンの人に別れる。
●どうせ殺すんだから一緒でしょ。
●生きている間だけでもなるべくストレスを無くした方がいい。
●もう家畜を食べない。
「どうせ」や「結局」を正当な理由としない思考でありたい。