あー 今日も掘ってるなあ……
家のトイレは、雨の日以外使用率ゼロになってしまった。まあ、エコと言えばエコか……
あー てて、汚れたねえ。がんばって掘ったもんねえ。
手が汚れたと言えば
農林水産省では
昨年(令和4年)1月 と 5月
2回にわたりアニマルウェルフェアに関する意見交換会が行われた。
委員25名 生産者、食肉処理関係者、流通・外食関係者、消費者団体、学識経験者
第一回の意見交換会
議事概要 (ほんの一部抜粋))
●AWという言葉自体が国民、生産者に浸透していない。幅広く広めていくことが大切。
●国際的な情勢や生産コスト、現場の実情も合わせて考え、消費者の理解や応援が得られるよう国にも努力してほしい。
う~ん、具体的でなく、当たり障りない感じ。
農林水産省事務局
●国としては、これまで飼育管理指針をもとにAWを普及してきた。
と、言ってしまっているけど、日本の9割がストールもバタリーケージも使用しているのはどういうこと?
生産者が混乱しないように進め方を検討していきたい。 と、まろやかに第一回は締められている。
第二回の意見交換会
かなりするどいところを突いた意見交換となっております。
当初、(一回、二回ともに)意見交換会は公開だったはずが、会議直前、一方的に非公開に転じた。という いきさつも要因のひとつかもしれません。
とても内容の濃いもので、それぞれのお立場の見解、実情がうかがえます。良かったら全文読んでみてください。燃えます!
議事概要(PDF : 318KB)
(一部抜粋)
●「会の開催を通じてアニマルウェルフェアを理解し合い、良い流れを作ろう」という意識は共有されないのではないか。何のための会か、委員の役割は何かも分からなくなってきた。
アニマルウェルフェアを巡る議論や社会背景は複雑で、思っている以上に難しい問題なのかも知れないが、よく知り、広く消費者に理解や支援を広げていきたいと思っていただけに、今の状況はとても残念。
あーあ、意見交換会、残念なことになってたんだ……
これに対して農林水産省からの答え
急遽非公開にした理由
「委員の率直な意見交換を担保する必要があるとともに、現場の課題など率直な意見を伺うためには、その発言者等が特定されることによる波及効果の発生の懸念にも配慮する必要がある。」
どのような波及効果が発生すると懸念しているのだろうか……
むしろ波及した方が私たち消費者に、アニマルウェルフェアがより広まるのではないだろうか?
私の推し意見その1
●動物の心身の苦痛については産業動物だろうが伴侶動物だろうが変わらないため、人間の管理下に置かれる全ての動物が動物福祉の対象である。また、動物の苦痛は普遍的であり国が違っても変わることはない。飼養者は、動物福祉の最低ラインと言われている「5つの自由」の遵守が求められる。
これは消費者団体かな? 非公開だから誰の意見かは、はっきりしない。モヤモヤ
私の推し意見その2
● 採卵鶏の指針案 P9内に、「ケージ方式は傷害、疾病を防いでくれる点で優れており、通常の行動が発現できない点でデメリットがある」との記載があるが、「通常の行動がとれないこと」がそもそも苦痛であり、特に何段にも積み重なったケージで数十羽以上飼養しているバタリーケージでは個体管理が難しい上、過密飼養であるため呼吸器疾患が多いとの報告がある。このことから、バタリーケージは決して「苦痛、傷害及び疾病からの自由」に優れている訳でない。
そうだ!そうだ!とつい、加勢したくなってしまう……
●新たな設備を追加することは技術的に難しいだけではなく、むしろ飼養密度の上昇を招いたり寄生虫などの温床にもなり得ることから、アニマルウェルフェアに悪影響を及ぼすことを懸念。ケージ飼いの禁止と付帯設備の記述は絶対反対である。
これは間違いなく生産者さんの意見でしょう。急に飼育舎を改築するようお達しがあっても困るでしょうが、絶対反対と言われると萎えるなあ……
この会から一年が過ぎ、先月、アニマルウェルフェアに基づく家畜の飼育環境に国が初の指針を出しました。果たしてその中身は……