母、母豚を想う時、AWをプレゼンします

AW アニマルウェルフェアって何?

独りの声

最終回と言いながらの書き込みです。

アニマルウェル活動、孤独に続けています。笑

先日、近所のスーパーで「平飼い卵」が置かれるようになったので、

嬉しくなってお店の入口にある「お客様の声」のポストに投書しました!

見えにくいですかね? 店長からの回答には、

「アニマルウェルフェアに取り組む生産者からの畜産物の仕入れを積極的に行い、お客様に選択肢をお持ち頂ける様、取り組んで欲しいという要望を本部に伝えました」

とのこと。

 

店先で、独りガッツポーズをした主婦は、

変な目で見られていたかもしれない。

ま、それでもいっか。

最後に。 小さな私にできること

 

 

ブタ座

うそ。

 

アニマルウェルフェア改善のために

私ができること

まとめてみました。


お肉を食べる回数を減らす。

 

選ぶお肉はアニマルウェルフェアにそって
飼育されたものを選ぶ。

高価ですが、肉を食べる回数を減らしたり、

植物たんぱくのものでかさ増しすることで

食費の軽減になるのではないかと思います。

 

生協やスーパーに働きかけ続ける。
先日はスーパーのアンケート用紙に
「平飼い卵」を置いて欲しい。と
投書しました。地味に効くと思います。

 

選挙に行く。

動物福祉を真剣に考えてくれる議員を選ぶ。

 

以上です。

 

たくさん熱く語っちゃったけど、

まとめてみると短いな。笑

 

 

短期集中型ブログ最終回となります。

最後まで読んでくださって

ありがとうございました!!

終わりに叫ぼうかな

 

「家畜動物の残酷飼育をなんとかしたいだけなんだよー!」

ただ それだけなんです

それだけなのに

単純な事ほど、難しい

 

 

 

ちょっと森へ

ちょっと疲れたので森へ入る。

大量の情報 疲れたなあ

 

少し先の地面で、

ジガバチが「ジガ ジガ」と

自分より大きな芋虫を運んでいる。

芋虫は、

毒針の麻酔をかけられているので

動かない。

 

機械的でない 生 は、

こんなにも腑に落ちる。  

 

捨てませんよ 希望

日本のルールを決めるにあたり、
議決に参加する権利をもつ、
議員の人たちも声をあげている。

 

小宮山泰子議員の呼びかけのもと、50名を数える国会議員からなる動物福祉(アニマルウェルフェア)を考える議員連盟超党派)が3年ぶりに再始動したり、

 

東京都葛飾区の夏目佳代子区議会議員がアニマルウェルフェア推進に向け、葛飾区としてもSDGsの一環として取り組み、社会の模範となるべきと訴えた。

 

法律を変える力をもっているのが

国会議員ならば

その議員を選ぶ私たちに

家畜動物の幸せは かかっている

 

 

各党の畜産動物に対する政策比較↓

 

参議院選挙2022!畜産動物は守らられるか? - アニマルライツセンター (arcj.org)

痛いほど実感したい

10年前、
病に伏せ、三日間絶食した時があった。
空腹のピークを通り過ぎた三日目の晩、
やけに頭がピーンと冴えて
今なら、

鶏も、ウサギも絞められると思った。
生きるために食べるとはこういうことか!と、

分かった瞬間だった。

 

あの時の感覚を忘れないように、
肉を食べる前は

必ずお腹を空かせるようにしている。

惰性では食べない。

自分の体を使うことなく得た
いのちへの礼儀として。

 

 

 

北海道在住
日本で唯一のヒグマの猟師
久保 俊治氏 の言葉

夜の寒さを耐え、空腹を我慢し、
歩き、追い続けることにより、
獲物を得たときの喜びと
ありがたみは
本当に大きなものだった。
腹を割き、
手に熱いほどの獲物の体温を感じ、
まだ温かい肉の切片を
急いでおこした小さな焚火で炙り、
口の中で広がるうまさを飲み下すとき、
「いのち」がつながっていくことが
痛いほど実感できるのだった。

「狩猟教書」久保俊治/著 山と渓谷社より

 

さて、今日のごはんは4日ぶりのお肉。
ホライズンファームで購入した、
豚のブロック肉のシチューです。

母豚ありがとう。

子豚ありがとう。

生産者さんありがとう。

 

「推奨」という「お任せ」

家畜の過酷な現状を知ってから

白髪が増えたような気がする

 

    

令和5年7月26日(水曜日)つい先日ですね、
農林水産省は、

「畜種ごとの飼養管理等に関する技術的な指針」について、
公表しました。

 

これまでの指針と比較して、

結論からいいますとー

 

ほぼ、変わっていません!!

 

あーあー
意見交換会ってなんだったんだろう。。。
って出席された学識者の方や、消費者団体の方は、

肩を落とされているのではないでしょうか。
私もそのひとりですよ。

 

新指針の変更追加部分 赤色

 ストールは、壁や上の棒にぶつかることなく自然な姿
勢で起立できるとともに、隣の豚を邪魔せず快適に横
臥できる適切な大きさのものを用いる。

 

ストール使用を許容してるし、

結局母豚は、方向転換も歩くこともできないし。

何も変わっていない。。。

「従来通りで大丈夫だ。」と、胸をなでおろした生産者の方々、

たくさんいるのではないでしょうか。

 

 【実施が推奨される事項】 の中に

豚は、必要な場合のみ、囲い・おり等で個別に飼養する。自然な姿勢での起立、方向転換、十分な空間を提供する。

とあり、その下には

【将来的な実施が推奨される事項】 
 なし

 

「なし」の言葉にどれだけの母豚が絶望的になったでしょう。

出典 アニマルライツセンター



推奨……
なんとも都合の良い言葉です。
 推奨とは、対象のどこが良いのかについて

ポイントを挙げたうえでおすすめする。
強制力はともなわないので、

ストール使用は生産者にお任せ。

ということです。

あーまた白髪増えそう!!

 

しかし、希望は捨てていません

 

国内食肉大手5社は(日本ハムプリマハム伊藤ハムスターゼン丸大食品)妊娠ストール廃止に向けた姿勢を明確にしています。
一方、とり残された3590戸の一般養豚場の ストール廃止に向けての策として求められるのは、外食産業や、スーパー、そして私たち消費者ひとりひとりが意識を変え、半歩でもいい、できることから行動にうつすことですね!

 

…って、半歩の行動ってなんだろう。。。

 

 

今日のごはん

先日蒔いたミックスベジタブルが、


鶏のバタリーケージなみに密になり、育ちが止まってしまったので、間引きました。(近頃すべてが家畜の例えになってしまう…)

 

厚揚げを、にんにくをすりおろし ためんつゆに漬け込み、

オーブンやトースターで焼くだけ。

付け合わせに、しょうがと、間引いた葉っぱをのっけました。

これに、ひよこまめと野菜をトマト缶で煮込んだスープをつけて

夕ご飯とします。納豆もごはんにかけたら、豆三昧になりました。。。

 

これも半歩となるのかな?

誰にも知られないようにする話し合い

 

あー 今日も掘ってるなあ……

家のトイレは、雨の日以外使用率ゼロになってしまった。まあ、エコと言えばエコか……

 

あー てて、汚れたねえ。がんばって掘ったもんねえ。

手が汚れたと言えば

農林水産省では
 昨年(令和4年)1月 と 5月  
2回にわたりアニマルウェルフェアに関する意見交換会が行われた。
委員25名   生産者、食肉処理関係者、流通・外食関係者、消費者団体、学識経験者

 

第一回の意見交換会
議事概要  (ほんの一部抜粋))

  ●AWという言葉自体が国民、生産者に浸透していない。幅広く広めていくことが大切。

  ●国際的な情勢や生産コスト、現場の実情も合わせて考え、消費者の理解や応援が得られるよう国にも努力してほしい。

う~ん、具体的でなく、当たり障りない感じ。

農林水産省事務局
●国としては、これまで飼育管理指針をもとにAWを普及してきた。

と、言ってしまっているけど、日本の9割がストールもバタリーケージも使用しているのはどういうこと?

生産者が混乱しないように進め方を検討していきたい。 と、まろやかに第一回は締められている。

 

 

第二回の意見交換会

かなりするどいところを突いた意見交換となっております。

当初、(一回、二回ともに)意見交換会公開だったはずが、会議直前、一方的に非公開に転じた。という いきさつも要因のひとつかもしれません。
  とても内容の濃いもので、それぞれのお立場の見解、実情がうかがえます。良かったら全文読んでみてください。燃えます!

議事概要(PDF : 318KB)

(一部抜粋)

 ●「会の開催を通じてアニマルウェルフェアを理解し合い、良い流れを作ろう」という意識は共有されないのではないか。何のための会か、委員の役割は何かも分からなくなってきた。

アニマルウェルフェアを巡る議論や社会背景は複雑で、思っている以上に難しい問題なのかも知れないが、よく知り、広く消費者に理解や支援を広げていきたいと思っていただけに、今の状況はとても残念。

あーあ、意見交換会、残念なことになってたんだ……

これに対して農林水産省からの答え
急遽非公開にした理由
「委員の率直な意見交換を担保する必要があるとともに、現場の課題など率直な意見を伺うためには、その発言者等が特定されることによる波及効果の発生の懸念にも配慮する必要がある。」
    
どのような波及効果が発生すると懸念しているのだろうか……
むしろ波及した方が私たち消費者に、アニマルウェルフェアがより広まるのではないだろうか?

私の推し意見その1
  ●動物の心身の苦痛については産業動物だろうが伴侶動物だろうが変わらないため、人間の管理下に置かれる全ての動物が動物福祉の対象である。また、動物の苦痛は普遍的であり国が違っても変わることはない。飼養者は、動物福祉の最低ラインと言われている「5つの自由」の遵守が求められる。
  これは消費者団体かな? 非公開だから誰の意見かは、はっきりしない。モヤモヤ
 

私の推し意見その2
  ● 採卵鶏の指針案 P9内に、「ケージ方式は傷害、疾病を防いでくれる点で優れており、通常の行動が発現できない点でデメリットがある」との記載があるが、「通常の行動がとれないこと」がそもそも苦痛であり、特に何段にも積み重なったケージで数十羽以上飼養しているバタリーケージでは個体管理が難しい上、過密飼養であるため呼吸器疾患が多いとの報告がある。このことから、バタリーケージは決して「苦痛、傷害及び疾病からの自由」に優れている訳でない。


  そうだ!そうだ!とつい、加勢したくなってしまう……

 

●新たな設備を追加することは技術的に難しいだけではなく、むしろ飼養密度の上昇を招いたり寄生虫などの温床にもなり得ることから、アニマルウェルフェアに悪影響を及ぼすことを懸念。ケージ飼いの禁止と付帯設備の記述は絶対反対である。

これは間違いなく生産者さんの意見でしょう。急に飼育舎を改築するようお達しがあっても困るでしょうが、絶対反対と言われると萎えるなあ……

 

この会から一年が過ぎ、先月、アニマルウェルフェアに基づく家畜の飼育環境に国が初の指針を出しました。果たしてその中身は……