暑いのに、熱く語り過ぎてしまっています。
猫も暑くて木陰にいます。
と思いきや、なんらかの獲物を発見!
探しまくっているもう一匹。
本能のまま動ける!
これぞアニマルウェルフェアの基本ですね。
ストールフリー養豚場を探せ!
さて、新聞で日本の家畜動物の現状を知ってから、小さな小さな「意義あり!」を投じたくて、妊娠ストールを使用していない養豚場のお肉を買うことに決めました。
日本の養豚場の9割が妊娠ストールを使っている。では、あとの1割の養豚場はどこにあるのか?
毎日のごはんのことだから、身近に買えるところがいい。
まずは会員になっているパルシステムに問い合わせてみることにしました。
(生協関連は食のことを第一に考えているから、きっと妊娠ストールフリーなはず……)
パルシステムへ 一度目の質問内容(メールにて)
質問
先日、新聞を見て日本の家畜の過酷な状況を知りました。
パルシステムさんの契約養豚場では、母豚は振り返ることもできない妊娠ストールを使って飼育されているのでしょうか?
(ちょっと攻撃的な質問の仕方になってしまった……苦笑)
回答
お問い合わせの飼育方法につきましては該当する産地はありません。
また、産地へは「公開確認会」を実施し、組合員の皆さまも参加し、飼育方法なども確認しております。
とのこと。(あーよかった。さすがパルシステム!)
そしてパルシステム産直データブック、アニマルウェルフェアに配慮した取り組みを添付してくれた。ありがとうございます。
どれどれと、その添付資料を見て見ると確かに肥育豚(生まれてから食肉用にする豚)に関しては広い柵の中でのびのび育てているようです。
が、しかし!
赤ちゃん豚を笑顔で抱っこしている飼育員の背後に、ストールに入っている豚たちが映り込んでいる……
????????????????????
えーっと、私の質問の仕方が変だったかな?
肥育豚のストール使用だと勘違いされたのかな?
再び質問(二度目)
肥育豚をのびのびと育てているのはよく分かったのですが、母豚に妊娠ストールは使用しているのでしょうか?
回答
ひとつの養豚場(神奈川県 山口養豚場)以外はストールが行われております。
既存の豚舎では敷地の制限や経済的な規約など様々な理由で、母豚の群衆の為のスペース確保は難しい現状があります。
母豚は個々の健康状態や飼育環境の管理が非常に重要です。大規模な豚舎では個別の管理が難しく十分なケアを行うことが困難な場合があります。また、豚同士がぶつかり合う事故も起こり得ます。これらの要因によりストールを使用しているとのこと。
そして、ストールフリーの山口養豚場さんのお肉を指定して購入はできないとのことでした。
ちなみに
その山口養豚場さんのパルシステム取材の記事を読むと、飼養している豚は10,000頭近くいるにもかかわらず、母豚にできるだけストレスをかけないようにするため、ゆとりあるスペースに群れで飼う「群飼」という飼い方をしており、母豚は自由に動きまわっているという。
日本でもストールフリーで飼育できるのですね。
お次は 生活クラブ
こちらは会員でないので電話にて同じ質問。
母豚には妊娠ストールを使用するのでしょうか?
回答
すべての契約養豚場でストールを使用しています。
(がーん)
個別管理だと一体一体の健康管理がしやすく、群れで飼育すると病気になった豚を見つけ出しにくいからです。とのこと。
えーっと、集団で感染するような病気が一匹でも見つかると、個体管理だろうが郡飼だろうが、感染している、していないにかかわらず、すべての豚を処分しなければいけなくなるはずだけど。。。
頼みの綱の生活クラブの契約養豚場でさえ、すべての母豚に妊娠ストールを使用していたのでした。
パルシステムも生活クラブも、つまりは健康管理が効率よくできるためとのことだけど、
それは人間側の都合でしかなく、
アニマルウェルフェア5つの自由
正常な行動を発現する自由
恐怖や苦悩からの自由は、あの檻の中の、
一体どこにあるというのだろう。。。。
疑問はつづく